2016.03.21更新

 弁護士 秦

こんにちは、東京・日本橋の弁護士秦(はた)です。

神田駅から2駅、銀座駅から2駅、秋葉原駅から3駅の事務所です。夜間対応が充実しています。

 

1.外部からDV被害を見ていて思うこと

 

ある女性が旦那様からDV被害を受けていた。しかも、その女性が自分の妹だったという場合、ショックを受けると同時に、「どうしてそんなになるまで相談しなかったの?」「どうしてそんなにひどい状態に発展してしまったの?」と強く感じると思います。

 

もちろん、DV被害を受けている方の中には、ご自身の状況を客観的に整理した上で、「身内に迷惑をかけられないから相談できなかった」「こんな話恥ずかしくて相談できなかった」という方もいると思います。

また、熟年離婚のケースですと、「旦那の暴力はおかしいと思っていました。ただ、子供のことを考えると、子供が成人するまでは離婚に踏み切れませんでした」とおっしゃる方もいます。

 

ただ、DV被害者の方は多かれ少なかれ、以下のような心情をお持ちの方が非常に多いように思われます。

 

2.「自分が悪い」と誤解してしまう。

 

DV被害を詳しく見てみますと、通常、旦那様が暴力をふるう際には「きっかけ」があります。

 

よく見るケースですと、旦那様は、奥様の家事が不十分さや奥様の言動が「きっかけ」だと主張するケースが非常に多いです。旦那様の言い分は、「家内が約束を破ったからペナルティを加えただけだ」「いくら言っても家内が十分に家事をしないから、口で言っても直らないと思って暴力をふるわなければならなかった」といったことを言ってくるのです。

 

普段から奥様は、旦那様から上記のように言われ続けているため、「自分の家事が下手だから怒られてしまった。今度からは気を付けるようにしなければ」とか「仕事で疲れている旦那様に対してひどいことを言ってしまった。怒られるのも仕方ない」と思ってしまうのです。

 

しかし、どのような理由があっても暴力は許されるものではありません。また、旦那様の言い分は、些細なことを理由としていることが多く、このような面からも到底許されるものではありません。

いずれにせよ「自分が悪い」というのは大きな誤解です。

 

3.美化された旦那様像に固執する誤解

 

簡単に言いますと、「今は旦那も怒っているけれども普段は優しい人なんです。」という誤解です。

 

現在旦那様がDV暴力をふるっているとしても、結婚当初、または、結婚する前は、暴力もふるわず、いわゆる「優しい旦那様」「優しい彼氏」だった時期があると思います。

そのため、現在は、旦那様から暴力被害を受けていても、「自分が悪いんだ」「本当は、旦那はいい人なんだ」と誤解している人が多いように思えます。

 

しかし、継続的に暴力をふるう人間が「いい人」ということはあり得ないと思います。

 

4.このような誤解から抜け出す方法

 

このような誤解から抜け出す方法としてオススメしているのは、親身に相談できる身内の方に素直に相談することです。

普段から悩みを相談しているのが友人の方というケースもあるでしょうが、できれば、家族の方(ご両親やご兄弟、ご姉妹の方になります)に相談した方がよいと思います。

 

DV被害者の方々には「身内に迷惑をかけられない」「こんな話恥ずかしくて相談できない」という方も多いのですが、相談することで、現在奥様が置かれている状況を客観的に把握することができます。

 

弁護士である私のところに相談に来られるDV被害者の方も、誰かしら身内の方にご相談になって、ご自身の状況が客観的に分かった上でご相談に来られている方が圧倒的に多いです。

 

また、身内の方にご相談されると、自分の中でため込んでいたストレスを発散することにもなります。このようなストレスをため込みすぎてしまいますと、精神疾患を起こしてしまうことも多いので、ストレスをため込まないという意味でも身内の方にご相談になることは有効策になります。

 

5.離婚の決意が固まったらいよいよ弁護士へ相談

 

上記のようにしてご自身の置かれている状況をキチンと理解した後は、今後の夫婦生活をどのようにして行くかについて向き合って行くことになります。

 

それは、旦那様に変わってもらい復縁する道かもしれません。その様な道が難しいと判断して離婚を目指すのかもしれません。

 

最終的に離婚を決意した場合、DV旦那と直接交渉をすることは極めて危険を伴うことになります。

そのため、離婚を決意した場合には、弁護士を間に入れて離婚交渉を進めることを強くオススメします。

 

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投稿者: 弁護士秦真太郎

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