2017.02.27更新

 

こんにちは、東京・日本橋の弁護士秦(はた)です。本当に役に立つ詳しいブログ解説を目指して解説していきます。

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1.不倫発覚の精神的ショックは計り知れない


 

 私は不倫問題の事件を取り扱う件数が多いため、不倫被害者の方と接する機会が多いのですが、やはり不倫被害者の方の精神的ショックは計り知れないというのが実情です。

 不倫は秘密裏に行われるため、表面上は「仲の良い夫婦」なのに、パートナーが浮気していたというケースも多く、その場合のショックは察するに余りある状況です。

 

 

2.まずは冷静になって行動する


 

 このようにパートナーの不倫に直面した際、相手に対する憎しみを覚えることもあるでしょうし、逆に呆れてしまうこともあるかもしれません。

 しかし、その場の感情に流されすぎて行動すると後で取り返しがつかないことになる危険性があります。

 

 そのため、まずは、冷静になって行動するというのが一番です。

 一般的には、浮気の明確な証拠がある場合には、旦那様に直接不倫の有無を問いつめてみて、その後、離婚するのかしないのか、この不倫問題をどのように解決するのか(慰謝料を支払わせるのか、誓約書だけで済ませるのか)と言った点を冷静に考える必要があると思います。

 

 このような離婚するかしないのかといった点について決断ができておりませんと、今後の進み方が大きく変わってくると思いますので、次のアクションを起こすにあたっては、まず、旦那様との関係を今後どのようにしていくのかということを決めてからにした方が良いと思います。

 

 なお、このような決断には通常それなりの月日を要することが多いです。そのため、焦らずに、また、親身になって相談できる相手がいれば、その様な方々に相談しながら、自分の進む道をしっかりと決めるのがよいと思います。

 

 

3.浮気相手が社内の人間だった場合、会社にばらすことはアリでしょうか?


 

 旦那が浮気していた相手が同じ勤め先の部下だったというケースも往々にしてありますが、その場合に、職場に浮気の事実を伝えることは問題でしょうか。

 

①感情的には理解できる面がある

 このような行動に出る最大の目的は、その不倫女性を退職させることだと思います。

 仮に旦那様を許すとしても、その女性が同じ会社に勤め続けることになれば、また不倫関係が再開してしまう危険性がありますから、不倫女性を退職させたいと考えることも感情的には理解できる面があります。

 

 そこで、以下会社に伝えることにどのようなリスクがあるのかご紹介致します。

 

②まず、その伝え方次第では、業務妨害等に該当してしまうリスクがあります。

 おそらく職場に不倫の事実を伝える大きな目的は、その不倫女性を退職させること、もっと言うと勤め先の方で解雇してもらうことにあります。そして、旦那様の不倫という事実に直面して冷静な話し合いが難しいという場合には、時に感情的になって強く勤め先に要求してしまうリスクがあります。

 そうなってしまいますと勤め先にとっては、勤め先の人事権に対して不当に介入されているという形になってしまいますので、業務妨害等になってしまうリスクがあります。

 

③また、不倫女性にとってのプライバシー侵害に該当します。

 社内不倫の事実勤め先に知られていなかった場合、または、知られていたとしても「薄々知られていた」とか「同じ部署の人たちの中で噂になっていた」というレベルでしたら、会社としては不倫を関知していなかったと言うことになります。

 そうすると、勤め先が会社として知らなかったことを、伝えることになってしまいますので、このことは不倫女性のプライバシーを侵害する行為になってしまいます。

 

④旦那様が勤め先に居づらくなるリスク

 仮に勤め先の一部の人間にしか不倫の事実を伝えないとしても、旦那様からすると、勤め先のどの人間が不倫のことを知っているか分からず疑心暗鬼になることも多いです。

 また、その勤め先の会社規模によっては、社内の風紀を乱したと行った理由で何らかの処分が下されるリスクもあります。

 そのため、特に旦那様とヨリを戻すことを考えている場合には、勤め先に不倫の事実を伝えることは非常にリスキーな行動だと言えます。

 

 

4.冷静に話ができる場所で話をするのが一番望ましい


 上記の通り、不倫女性の勤め先に密告する行為は、リスクが高い行動と言えますので、避けた方が良いと思います。

 不倫が発覚しますと不倫女性が許せなくて、不倫女性への報復をしたいという感情が強く生じる場合もあります。

 

 しかし、直接不倫女性と会ってみると、その感情が和らぐと言うこともあります。

 そのため、旦那様を通じて不倫女性も交えて3者面談をするなりして、不倫女性と話をしてみるというのも選択肢の一つではないかと思います。

 

 

5.まとめ


・ 不倫相手の職場に不倫を告げることは、やり方によっては業務妨害になる。

・ 不倫相手のプライバシー侵害になる。

・ 不倫相手と同じ職場の場合、旦那様自身が職場に居づらくなることもある。

・ 不倫相手と直接面と向かって話をした方が良い結果に結びつきやすい。

 

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投稿者: 弁護士秦真太郎

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